浅葱色の恋心
芹沢の子かと、聞かれ


違うと答えたが


誰の子だと、聞かれ


襲われたことを話した




翌日





皆が出掛けてしまい、家にひとり


寂しさのあまり、泣いた





そして、夕餉





出掛けた母が貰って帰った

おろし薬が食事に混ぜられており



激しい腹痛と吐き気

出血と高熱



予想以上の効き目に、両親は驚いた



「桃!!しっかり!
ごめんね!!貴方の為だと思って…
どうしましょう!!」


「医者だ!!尚忠!医者を呼べ!!」



「はい!桃香!!待ってろよ!!!」










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