浅葱色の恋心
【一】
酷いことを言った
再会するんじゃなかったなんて
なんで言ってしまったんだろう
「一!!お前のどうなってる???」
部屋で瞑想していると、声も掛けずに
入ってきた平助が手を開いた
光り輝くように綺麗だったはずの玉は
茶色く濁り、光を失っていた
慌てて巾着袋から、自分のを出す
平助のと同じく
濁っていた
「彩華が… 危険なんじゃねぇか?」
酷いことを言った
再会するんじゃなかったなんて
なんで言ってしまったんだろう
「一!!お前のどうなってる???」
部屋で瞑想していると、声も掛けずに
入ってきた平助が手を開いた
光り輝くように綺麗だったはずの玉は
茶色く濁り、光を失っていた
慌てて巾着袋から、自分のを出す
平助のと同じく
濁っていた
「彩華が… 危険なんじゃねぇか?」