浅葱色の恋心

輝き   下

「久しぶりに出掛けようかな…
兄上!ついてきて!!」


「おう!いいぞ!!」





2人で川原までやって来た




「寒ーい!!」


「あっ雨降ってきたな…帰ろう」


「兄上!見て!」



彩華は、扇を開き

不思議な踊りをした



「あははははっ!なんだ!?それ!?」


「雨乞いの踊り!」


「はははははっ もう、降ってるって!」


「うふふっ 寒ぅーい!!」





ずぶ濡れになり

帰ってから5日間

風邪をひき、寝込んだ







「お母様~ 食べさせてぇ~」



「もう~桃香ったら!」






散々と甘えてから





「仕事に戻ります」





「会いに行く」




「はい!待ってます!」









彩華太夫として復帰することにした














< 95 / 401 >

この作品をシェア

pagetop