死神のお仕事
(死神として生きることを決めた…。ならば、私情に惑わされてはならないはず…。しかし…)
「…ターゲットは変えられないのか?」
「無理な相談じゃ。」
即答する閻魔。
「…っ…」
ギュッと拳をにぎりしめるアルフ。
「どうかしたかの?」
「いや…迎えということは、彼女は死ぬということか?」
「当たり前じゃろ。」
「…わかった。」
アルフは、ようやく承知し…
「ノルマをこなせば、報酬もあるからしっかり働くように。さあ…行くがよい!」
バサッ…
新人死神の彼は、下界を目指して飛び立つのだった…。
悲しみと憂いの表情を浮かべ…ゆっくりゆっくり…
To be continued…