死神のお仕事



「兄貴…今、何って…?俺の聞き間違いなら、嬉しいんすけど…」


「………」


アルフは、リアゼの質問に無言という形で答える。



「兄貴…。」


「それは、私が気を付ければどうにかなることだ。だから、気にしなくてよい。しかし…もう一つの情報は話しておこう。リアゼ、おまえにも関係あることだ。そして、イリアにも………んっ?どうかしたか?」


アルフは怪訝そうに眉を潜めて聞いた。

リアゼが急にキョロキョロと辺りを見回したからである。



「あ、いえ…。噂したら、いつもピンク娘が話に入ってくるっすから、今日もまた突然出てくるかも、と警戒しているだけっす。」


「なるほど。」


アルフは、納得したように言った。
< 145 / 227 >

この作品をシェア

pagetop