死神のお仕事
「そう、いつもハチャメチャ元気のイーリアちゃん!アルフを励ましに参上!」
イリアは片目ウィンクし、人差し指をぴっと突きつけた。
…反動で、ピンクのウェーブ髪がふわっと揺れる。
「励まし…?私は別に落ち込んでなどいないが…。」
「まーたまた!イリアちゃんには、隠さなくていーのにっ。…閻魔様に怒られちゃったんでしょ?あたし、聞いちゃったんだもん。」
「ああ…そのことか。」
「うん、でも安心してねっ!他の死神から何か言われたら、このイーリアちゃんが黙らせて…」
「アルフ!」
「な…なによう…せっかくのいいムードを邪魔するなんて!どこのどいつよ!?」
イリアは、むくれ顔で声の主を探す。