死神のお仕事


たくっ…仕方ねえな。

まだかすれ声だから泣いてるみてえだし…。

とっとと終わらせて、兄貴にバトンタッチするか。



すぅ…

深呼吸して、思い切って話しかけた。



「俺が悪かった!!ストーカーは、言い過ぎたと思ってるぜ…。だから、謝っとく!俺だって男だし…踏ん切りつけねえとって思ったからな。」


………。

返事は返って来ない、か。



「大嫌いな俺に言われても嬉しくねえだろうけど…兄貴の前でのピンク娘は、女の子らしくて豆粒ぐらい少し好きだかんな!!」


…って、もう何言ってんだかわかんなくなってきたぜ。


俺…考えて物言うの苦手なんだよなー。

あ、それに肝心なこと言ってねえや。
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