死神のお仕事
「お詫びつうか…まあ…その…あれだ!とにかく、置いてくからいらなかったら捨てろよ…。」
俺は、ドアの前に一つ箱を置いた。
中身は…すぐに捨てられるからいっか。
「そ、そうことだから、じゃあな!」
バサッ…
バサッ…
兄貴がお待ちかねだ。
俺は大急ぎで元来た方向へ戻った…。
なによ…あいつ!
意味わかんなさすぎっつの!
ボフッ!!
あたしは、愛用の枕を壁に投げつけた。
でも…何置いてったんだろう?
気になる…。
好奇心には勝てないなあ…。
「ぐすっ…」
あたしは、ハンカチで涙を拭きながら、ドアを開けた。
カチャ…
ドアの前のところに、箱があった。
何、これ…?
白い箱に赤いリボンなんて…プレゼントみたいじゃん。