死神のお仕事
「他に質問はあるかの?」
「…迎えに行くとは、具体的にはどうすればよいのか?」
「ふむ…人間の一般イメージで、死神は鎌を持っていると考えられておるじゃろ?正にその通り。」
シュン…
閻魔が手を前に差し出すと、大鎌が現れた。
「鎌は死神一人一人に合わせた、オリジナルの鎌じゃ。普通はこのタイプじゃがな。ほれっ!」
ヒュッ!
パシッ!
柄の部分を掴んで、鎌をしっかり受け止めるアルフ。
アルフは鎌をじっくりと観察した。
…いかにも死神という感じの大鎌。
思ったより軽く、シンプルな造りだった。