死神のお仕事


すると…


ふわっ…。

アルフの肩に黒いフードコートがかけられた。



「それが死神の服じゃ。次は…」


パンッ!

また手を打ち鳴らす。


バサッ!



「………!?」


アルフは、パチパチとまばたきをし、驚きの表情を見せた。

それもそのはずで、アルフの背中に黒い翼が生えたからだ。

自分の腕の長さぐらいの大きさの翼…。



「ほっほう!なかなか似合うではないか!最後のプレゼントはこれじゃ!」


パンッ!

シュン…

アルフの手に、黒い大鎌が携えられた。



「本格的だな…。そういえば…鎌は個人に合わせた鎌にできるのか?それとも、あんたが勝手に合わせるのか。」


「…その口調が和らげば、良き死神と思えるのじゃが。」


閻魔は、額に手を当て、ふうとため息。
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