永遠の花
リリリリリリリリリリッ
もぞもぞとベットの中で動くものがいる。
だが、また動きが止まる…。
カチャリ…。
ゆっくりとドアが開く。
「黎?朝だよ?起きてよ。」
ドアから見えたのは瑠唯だった。
まだ眠っている黎のベットに腰を掛ける。
「黎?起きないの?」
甘い声で囁く。
「んんん~~~っ。うるさい瑠唯。」
ぺシぺシと瑠唯をたたく。
それが瑠唯の顔に当たっているからか
瑠唯は少し顔を歪ませている。
結構叩かれた瑠唯はいきなり例の腕をつかんで引き寄せた。
黎の鎖骨の
あたりに口付けをする。
「ったあ…。」
瑠唯が離れた後黎はゆっくりと
起き上がり鎖骨あたりを見た。
黒く柔らかなカールのかかった髪を
後ろにかけた。