永遠の花
「なに、これ…。」
「なにこれって、kissmarkだけど。」
さらりと綺麗な発音で言う瑠唯。
「瑠唯のバカっ!やめてよ…、
誰かに見られたらどうすんのよおお!」
「はい?見えないんじゃない?
だってドレスだし。ここ。」
トントンとキスマークのところをたたく。
ああ、ドレス着るから見えないんだ…。
少し安心した黎は枕を投げつけた。
「着替えるから出ていきなさいよっ!」
バタンとドアを閉めてベットにうずくまる。
でもすぐに顔を上げると思い出したように
「ドレスっ!
麗麻。着替えをー・・・」