永遠の花




瑠唯がもう一度掟にとびかかった。




掟はよろけていたのでかわすので精いっぱいだった。




「っき、様あ…。」




瑠唯が思いっきり剣を突き出した。




剣は掟の腹部を貫通して、赤黒い血があふれた。




掟は黒い髪をゆらゆら揺らして、立ち上がった。





腹部を抑える手は赤黒い血でよごれていた。




「っㇷぅ…。痛いなあもう…。


まあいいや、完全につながったし…。



今日の目的達成だ。


…ぅ…今日は帰るよ。またね黎ちゃん。」






掟は苦しそうに笑って




黒い光とともに消えて行った。




< 67 / 121 >

この作品をシェア

pagetop