永遠の花
瑠唯は立ち上がり、
小皿に血を注いだ。
赤く黒い血が一滴が大きい。
真っ白な皿に黒い血が染みていく。
「ほれほれ、掟のところに案内しろ。」
「楓莉のところに連れて行ってくれ。」
腕組みをしているいる瑠唯と
その横で真剣な顔で血の行方を見守る楓。
またその横では窓の外を見つめている黎。
黎はあの時楓莉になんて声をかけていたらよかったのか
もしいい言葉でかけてあげていたら
と後悔していたことを
瑠唯と楓は知らなかった。