愛する人

✳️✳️お義母さんね


次の週末には、櫂のお父さんと
お会いして、ご挨拶をした。

「はじめまして、
櫂の父 大智です。
本当に美しい娘さんだ。

櫂が、メディアで騒いで
申し訳なかったね。」
と、言うから
「いいえ。とんでもないです。
私が、いけなかったのです。」
と、言うと
「ほら、立ってないで
座りましょう。」
と、弥生様。
「はい、ありがとうございます。
弥生様。」
と、言うと
「紫海ちゃん、もう弥生様は、
やめてね。
あなたのお母さんに
なるんだから。」
と、言われて
「はい、・・お義母さん。」
と、言うと
「あっ、いいな。
   僕も、呼んで。」
と、櫂のお父さん。
「えっ、お義父さん?」
と、言うと
「なんで、疑問系なんだよ。」
と、櫂が笑うから
みんなも笑いだして
「いいな、女の子に
お義父さんなんて、
言われるのは、
やさしい気持ちになる。」
と、親父が言うから
「キモ。」
って、言うと
「キモって、言うな。」
と、言い合いしてるから

弥生、いや、お義母さんから
「紫海ちゃん、指輪はめてくれてるのね。」
と、言われて
「はい。とてもつけ心地が良くて
それに、綺麗で
凄く、気にいってしまい。」
と、言うと
「うふふっ、ありがとう。」
と、話してると
櫂がやってきて、私を抱き締めたから
「ん?」
と、櫂を見ると
「紫海は、俺の。
お袋に笑顔を見せなくていいの。」
と、言うから
お義父さんも、お義母さんも
呆れていた。

それから、式の話をした。

櫂の両親も賛成してくれた。

お義母さんが
「じゃ、あのときの教会は?
私の知り合いのとこだから
多少の無理も大丈夫よ。」
と、言うから
私が、櫂に
「すっごく、綺麗なとこなの。
私もあそこがいい。
櫂、だめ?」
と、言うと
「紫海がいいなら
俺は、問題ない。
お袋、頼んでいい?」
と。
「まかせて。」
と、お義母さん。
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