愛する人
二話
✳️✳️凄い!!
次の日のお昼にランチを食べながら
昨日の事を訊ねると
「彩希、報告することない?」
「う~ん、楽しかったね。
それに、やはり片瀬さんイケメン。
それに紳士的に送って頂きましたよ。」
「それだけ?はぁー。
彩希、いいの?そんなんで?」
「だって、告白しても
ダメなのわかっているし
言って、この関係が
崩れるの嫌じゃない。」
「わかんないじゃない。」
「わかるの。」
「そう。彩希が良いならいいけど。
あっ、それと彩希、
モデルの[ Kai ]って知ってる?」
「知ってるもなにも
人気ナンバーワンじゃない。
今のモデル業界で。
高校生から、やっていて
かれこれ、8年ぐらい?
今は、海外にも行ってるはず。
でも、紫海がなぜ、[ Kai ]を?」
へぇ、そんなに売れっこ
だったんだ。
悪い事したかな・・
と、考えていたら
「紫海?ゆう?」
「あっ、それがさ、隣だったの。
昨日、バッタリあって
知らないか?と、聞かれて
知らないって、答えたら
かなり、ショックと
騒いでいた。」
「スッゴい!!
お隣が、あの[ Kai ]なんて。
でも、知らないと言う
紫海が、笑えるわ。」
「だって、知らないんだもん。
まあ、そうそう、会うこと
ないでしょう。」
彩希は、その後も
私だったら、お近づきになるとか
いいなぁ、とか
言っていたが・・・・
私達は、午後からの仕事についた。
[ Kai ]とは、会うこともなく
毎日が、過ぎて行った。