愛する人
十四話
✳️✳️更に
あれから、更に五年が過ぎた。
私も、36歳となった。
瑠偉は、9歳となり小学校3年生。
彩希と諒の子供で
双子の空と海と一緒の学校だ。
星海( そら )は、5歳。
幼稚園に通い始めた。
星海は、彩希と諒の双子ちゃんに
とても可愛がってもらっている。
だが、おにいちゃまが
とても、大好き。
瑠偉の瞳は、茶色
星海は、薄いグリーンだった。
私の瞳の色とは、また少し違う。
私は、彩希達のマンションの
階違いに住んでいる。
今朝も
瑠偉と星海を起こして
「顔を洗って来てね。」
と、言うと
「「はぁ~い。」」
と、二人。
そこに、
« ビンポーン »
瑠偉が、出てくれると
「ママ〰っ!!」
と、瑠偉。
「あっ、パパっ」
と、星海。
「おはよう、二人とも。
紫海、おはよう。」
と、星海を抱き上げながら
リビングへ来る
「櫂っ、おはよう。仕事は?」
「午後からだよ。」
と、言いながら
私にキスを落とす。
すると、星海が
「あっ、そらも」
と、言うから
櫂は、
星海の頬にキスをすると
星海は、ニコニコ笑っていた。
瑠偉は、そんな櫂に呆れながら
「パパ?毎日あきないね。」
と、言うと
「瑠偉、そんなに嫌がるな。」
と、櫂。
「だって、パパはママが
忙しくても、ママに
くっついて離れないんだから」
と、笑いながら言う。
「そういうなよ。
瑠偉たちは、ずっとママといれるけど
パパは、一緒にいれないからさ
勘弁してよ。」
と、櫂が言うと
「仕方ないね、ママ。」
と、瑠偉は言った。
「うふふっ、そうね。
じゃ、朝食を食べましょう。」
と、言ってダイニングに移動した。