愛する人

✳️✳️飲みの誘い

まったく···不意に·····
しばらく、ぼぅっとしていた。

初な子では、ないのに
なんだか、女の子扱いを
久しぶりにされたからかな・・・
クスッ！


その日から
かい君は、私に会えば
話をするようになった。

会社で、彩希に
「その後、モデル君とは？」
と、訊ねられて
ギクッとしたが‥‥

「お土産もらって
食事をご馳走してから
会えば、話すようになったぐらいよ。」
「あの、[　Kai　]とね。
すごいよ。
ファンがきいたら卒倒もんよ。」
と、話していたら・・・

「なんだ？なんの話し？」
「あっ、片瀬さん。」
と、彩希。
「なんでも、ないのよ。
それより、どうしたの？
あなたが、来ると
みんなから、ジロジロ見られて
落ち着かないのよ。」
「紫海、お前な！
それが、同期に言うことか。
まあ、いいや、今日飯でもどうだ？」
と、涼が言うから
彩希をみたら、しょんぼり
していたから涼をもう一度みた
すると、
「ああ、青山もどうだ？」
「いいんですか？一緒で。」
「ああ、当たり前だ。」
と、言うと
彩希は、すごく嬉しそうで
私は、それを見ながら
ニヤニヤしていたら
気づいた彩希が、ムッとしていた。

涼は、
「時間と場所は、また後で」
と、言って離れた。

回りからは
いいな、同期だからって
片瀬さんと一緒できて
だいたい、泉さんは、わかるけど
なぜ、青山さんも
いいなぁ、きれいな友達がいて

と、言いたい放題。

私は、ムカっとして
ガタッと、椅子をならして
立ちあがり
「聞いてなかったのかしら
涼から、誘ってきたの
涼と飲みたいなら
自分から声かけたら。」
と、回りを睨み付けながら言うと

「いいんだよ。紫海。
私はなんて言われても。」
と、彩希は言いながら
私を連れてランチルームをでた。