青涙
『落ちた?
頭は…ケガしてないみたいだな…。
痛い所はあるか?』

『ない…』

『じゃあ、帰るか…』

『平…うっ…太…』

『ん?』

チュッ…。

『あり…うっ…がとう』

私、平太の頬にキスしたんだ…。

「思い出した?」

「うん…。
でも…平…うっ…太の…うっ…頬に…ううっ…キス…うっ…したのは…大好…うっ…きだか…ううっ…らじゃない」

「じゃあ、何で!」

「その時…うっ…に好き…ううっ…だった…うっ、アニメ…ううっ…の中の…うっ…お姫様…ううっ、がお礼に…うっ…頬に…うっ…キス…ううっ…してる…ううっ…のを見…ううっ…て、マネし…うっ…てやった…うっ…だけなの…」

「本当に…平太の事…大好きじゃないの?」

「うん…」

「でも…まだこれから大好きになるかも…」

「お姉…うっ…ちゃん。
へ…東間くん…うっ…とキス…うっ…した事あ…うっ…るよね?
大好…うっ…きじゃ…うっ…ないの?」

「うん…」

「大好…うっ…きじゃ…うっ…ないなら…

付き…ううっ…合わな…うっ…いでよ…」

「那子?」

「そし…ううっ…たら…

言え…うっ…たのに…。

辛い…ううっ…想いも…うっ…せず…。

何も…うっ…考えず…。

隣に…居ら…ううっ…れたのに…」

「那子…。

あなた…」

「言った…うっ…でしょ?

私は…ううっ…お姉ち…うっ…ゃんの一…ううっ…番好…うっ…きって…ううっ…言って…うっ…いた…うっ…ものが…

一番…うっ…好きって…」
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