青涙
「ああ…」

平太は大きく深呼吸をすると、私を見つめる。

「俺は…
お前が…
お前が…
お前が…」

「うん…」

平太の手を強く握る。

「お前が…

好きだ」

「うっ…うん…」

「多分…ずっと…。
ずっと前から…

お前が好きだった…」

「ううっ…うん…」

「好きだ…」

「ううう…うん。

あり…うっ…がとう…」


「私…うっ…も…うっ…冗談で…ううっ…答えな…うっ…いから…。

ちゃ…ううっ…んと…聞い…うっ…てね…」

「ああ…。
ちゃんと聞く…」

平太の手に力が入る。

ごめんね…。

私も平太と同じように大きく深呼吸をすると、平太を見つめる。

「私…うっ…も…平太…うっ…が…好き…うっ…です。
でもそれは…

親友…うっ…として…うっ…です」

「うん…」

「一緒…うっ…に居て…うっ…楽しい…ううっ…し、居な…うっ…いと…うっ…寂しく…ううっ…思うけど…。


私…うっ…の…一番…ううっ…好きな…うっ…人では…ううっ…ありま…うっ…せん」

「うん…」

「だか…ううっ…ら…平…うっ…太と…付き…ううっ…合う事は…うっ…出来ま…ううっ…せん」

「うん…」

「ごめ…うっ…んなさい」

「うん…」

「こんな…うっ…私を…うっ…好きに…うっ…なって…ううっ…くれて…。

本…うっ…当に…あり…うっ…がとう…。

あり…うっ…がとう」

平太…


本当に…


ごめんなさい…。
< 117 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop