恋の歌が響くとき
 
だから私は今日も自分に「大丈夫」と嘘をついて、見たくないものから目を反らすのだ。





ホームを吹き抜けた風に釣られて見上げた空には、一本の飛行機雲が長いお尾を引いていた。




はあ、恋って簡単なようで難しい。


 
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