お前は必ず、俺を好きになる。
1st Love♡

双子deパニック

【柚葉side】

「おはよう、なんなの?この荷物は」



AM 5:30 いつも通り起床した私はリビングにあった二つの大きなスーツケースに少し疑問を抱いた。



それを今まさに準備しているのは、私のお母さん。



「荷物よ、に・も・つ!」




なんでこんなにウキウキしてるの……?

……ちょっと嫌な予感がする。




「柚葉まじ真顔ー!あははは!いいから彩葉起こしてあげてー」



……たくさんある私の悩みの一つ、それはこの人のノリが若すぎること。




ってか精神年齢が低いこと。うん。




「どうでもいいけど朝ご飯は?」




「柚葉に頼んだ!!!」




「はぁ……」




私は深々とため息をつき、階段を上がっていった。
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