お前は必ず、俺を好きになる。
部屋につくと、そこは畳が一面引かれている和室。布団が綺麗に四つ並べられていた。



私達四人は同じ班で、部屋も四人部屋で、みんな一緒なんだ。



「あー、先輩に会いたいよー!」



彩葉が布団に顔をうずめてそんなことを叫んだり。



「早いよ彩葉、まだついたばっかじゃん」




「ついたばっかだけど二日も会えないんだよ!?泣きそう!!」




見ての通り、最近の彩葉は彼氏に夢中。一時間たつだけで ‟先輩不足で倒れる” というほど大好きらしい。




「ユズー!!ゆっくりしてる時間ないって!班長会遅れるよ!」




「あ、忘れてた!!今行く!」
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