お前は必ず、俺を好きになる。
私はこの班の班長で、美愛はこれでも学級委員。二人とも強制的に班長会に出席だ。


班長会は着いてすぐ一回、夜に一回、明日の朝にも一回だ。



「あー、遠いなぁ……」




美愛と私は部屋を出て、隣のB棟にいく。


ちなみに宿舎は二つに分かれていて、女子の部屋がA棟、男子がB棟なんだ。



「このあとなにすんだっけー?」



「ジャージに着替えて夜ご飯づくりじゃん?料理はユズがいれば安心だね!」




「人任せはやめてね?手伝ってね?」



「あはは~!ってか何のために制服で来たんだろうね」



さらりとスルーされ、私は料理に関してさっそく絶望を感じた。
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