お前は必ず、俺を好きになる。
慌てて開いていた席に座ると、前に座っていた男が振り向いた。




「おっせーよバーカ」



「渚!?」




会って一言目に私に暴言を吐くのは渚と一毅しかいないけど、一毅は少し離れた席に純くんと座っていた。




「って渚……もしかしてあんたが班長なの!?」




驚きすぎてつい叫んでしまうと、渚にぎろりと睨まれた。




「あ゛?何か文句あんのかよ」



「な、ないですごめんなさい……」




般若のお面みたいですごく怖い。この表情を夜中に見たら寝れなくなりそうだ。




意外すぎる。
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