お前は必ず、俺を好きになる。
「アホかお前は。起きろ」



俺は柚葉の耳を引っ張った。




「っいった!」




柚葉は耳を両手で覆うようにとびおきた。




「え、え、え、渚?なんでなんで!?美愛は!?みんなは!?」




キョロキョロと周りを確認し、誰もいないと確認した柚葉は立ち上がった。




「バーカ。班長会なんてとっくに終わったっつーの。お前が気持ちよく寝てるうちにな」



柚葉の顔はだんだんと真っ青になっていった。
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