お前は必ず、俺を好きになる。
ガチャ



「え……」




リビングに入った私は、そこにいた ‟お客さん” と思われる人に言葉を失う。



「ユズちゃんアヤちゃんおかえりー!お邪魔してます」



そう言ったのはお母さんと同い年くらいの女の人。




「覚えてる?わけないか、生まれたときに見ただけだからね~」




覚えてない。誰だろう。でもそれ以前に……!!




「あ、柚葉と彩葉も座って?あ、もしかしてお腹空いてる?なら春野さんが持ってきてくれたクッキーあるよ?」
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