お前は必ず、俺を好きになる。
「どんだけバカなんだよお前は!!」



「はあ!?一毅にバカにされたくないし!!」



はじまってから一時間、ずっとこの調子で。


実はここにいない純くんは、集中できないからごめんね、と先に帰ってしまった。



「つか柚葉、お前母さんたちのこと「ゆーずはーっ!!」




バタバタ、と地響きに近い足音が聞こえたと思ったら……バーン!!とリビングのドアが開け放たれた。



壊れたらどうするのって一日に何回言わなきゃいけないんだろう。
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