お前は必ず、俺を好きになる。
「お前……」



もしかして、俺と純と彩葉と自分、四人分の弁当を作るために早起きをしたから体調を崩したのか?



普段なら誰よりも早く起きる純が4時半に起きた時、すでに柚葉は弁当を作り終え、勉強をしていたらしい。



「バカ」




寝ている柚葉が気づくわけないほど小さく、俺は柚葉の額をデコピンした。




今度から、こいつが起きていいのは5時からにしよう。それ以前に起きたらまたきっと体調を崩すから。
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