お前は必ず、俺を好きになる。
「……っ」



過去を振り返ってみると、思い当たる節がいくつかある。



柚葉の些細な言動にドキドキしたり、必要以上に柚葉をいじり、反応を楽しんだり。



「…すげえな、お前」




こんな短期間で女が嫌いな俺の心に入ってきて、惚れさせた。




「早く起きろよ…バカ柚葉」




早くお前と話したい、そんな気持ちからか、おでこにそっとキスしてしまったのは、俺だけの秘密_


< 210 / 295 >

この作品をシェア

pagetop