お前は必ず、俺を好きになる。
**********
「あ、やっと来たぁ!……あんたが水城柚葉、だよね?」



「え……?」



放課後、日直だった私はみんなには先に帰ってもらって仕事をしていた。



……帰ろうとしたとき、ギャルっぽい見た目の三年生4人に低い声で呼び留められたんだ。



まるで ‟あんたを待ってた” とでもいいそうな態度。




私のクラスの、私の下駄箱の前にいるから間違いない。


< 219 / 295 >

この作品をシェア

pagetop