お前は必ず、俺を好きになる。
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「おい」



「わっ!ビックリした……」



調理場の近くの廊下でベンチに座ってあったかいココアを飲む柚葉を見つけた。



「もう飯できたのかよ?」



「うん、あとはお皿に盛り付けるだけだから。渚こそ、練習は?」



「終わった。腹減った。つまみぐいさせろ」



「は?だめだよ。バカじゃないの?」

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