お前は必ず、俺を好きになる。
「へ?」



「好きだ」



……一瞬で、私の思考回路はピタッと止まった。



「は?」




「あ、落ちた」




線香花火の先端をいつもと変わらない顔で見ている渚。




「……え?」




今、なんと?

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