お前は必ず、俺を好きになる。
まあとりあえず風邪をひかれたら困るのは私だ。それだけは絶対に避けたい。




「渚ってば!!」



「うるせえっつーの。今何時だと思ってんだよ」



「だったら自分の部屋で寝なさいよ!!」



渚は小さく舌打ちをすると起き上がって私を睨んだ。




「ピーピーうっせえよチビ。ひよこ。」




私より背の高い渚は立ち上がって私の頭を乱雑にグシャッとするとリビングを出ていった。




私は思考回路が停止し、ボーっとその場に立ち尽くした。




アイツ今、なんて言った……?
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