お前は必ず、俺を好きになる。
ティアラのお世話は分担をしている……はず。


散歩が私、朝のエサやりが彩葉、おやつと夜のエサやりはお母さん。



でも二人ともルールを守らないマイペース。

だからティアラにエサをあげるのはいつも私なんだ。



「絶対DNAだって……あ、ティアラー、おはよう!」



ソファでくつろいでいたティアラは私が現れるとすぐに尻尾を振って走ってくる。



「可愛い~」




私は極度の犬好きで、ティアラも私が友達の家で生まれた子犬を一匹もらってきたんだ。


名付けたのは彩葉だけど。



「帰ってきたら散歩も行こうね~」




私はティアラにエサをあげてその場を離れた。
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