お前は必ず、俺を好きになる。

「大人しく寝とけっつってんだよ」




「やだ！降ろして！」




私は手足をバタバタさせて必死に抵抗する。




「落とすぞ」




私はこの状況で一番恐れている内容の脅迫をされ、ピタッと動作を止めた。




「なっ！！」




すると渚はバカにするように鼻で笑って。




落とす、と脅されたからてっきり乱暴に捨てられるのかと思ったら、渚は私をそっとソファにおろした。




「あ、りがと……」




もしかして意外と優しいところも……あるのかな？