お前は必ず、俺を好きになる。
「おい柚葉。柚葉」



俺は柚葉の肩を揺すってやった。



「ん~……朝ぁ?」



「バカ。ボケ。夜だよ」



熱のせいか、寝ぼけてるせいか。柚葉が変なことを言い始めた。




「夜ぅ?渚ぼけちゃったの?」




真顔で柚葉にそう言われて俺は心底イラッとした。




こいつには言ってないけど、夕方の時点で38.o℃あったからきっと今はもっと上がっているんだろう。
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