お前は必ず、俺を好きになる。
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「なーぎさくんっ!今日一緒に駅前のカラオケ行かない?割引券持ってるの~!」



次の日の朝、教室に入るとすぐに茶髪のケバい女が腕を絡ませてきた。



こいつは3年の権藤ユカ(ごんどうゆか)。俺と純に付きまとってくるケバくてウザい女。



「行かない。触んな。」




俺は権藤の手を振り払って席に戻った。


第一、なんで俺があんなやつとカラオケなんかいかなきゃいけないんだ。



敬語を使う気すら失せる。




「冷たいなぁ~!じゃあ一緒に帰ろ!」




「うざい」




何が、 ‟じゃあ” だ。絶対いやだ。こいつには関わりたくない。メンドクサイ。
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