お前は必ず、俺を好きになる。
「いいじゃんおそろい!!可愛いじゃん!!」



……どこからつっこめばいいのだか。




「可愛くある必要はまったくない」



そう言って瞼を閉じれば、柚葉が拗ねたようにむー、とうなっている。



……おもしろい。



「じゃ、私はこれで「おい」



俺は無意識に、起き上がって柚葉の腕をつかんだ。




「え、何?どうしちゃったの?」




首を傾げる柚葉。
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