夏、夢、そして君。

そのまま私は地面に叩きつけられる。
そこで終わればよかった。
でも悲劇はさらに続いた。
3塁ランナーがホームベースに足が引っかかりバランスを崩した。
そのまま私の右肩へ落下。

--バキバキバキッ---

「ぅあ…!!!!」

骨の軋む音。
筋が切れる音。
夢が崩れていく音。
すべてが一緒に聞こえてきた。

「未来!!!!!」

あぁ。
架の声がする。
そのまま私は痛さで気を失った。
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