甘酸っぱい恋します
車を飛ばしても二時間ゆうにかかる田舎
着いたのは、夜遅くだ
書かれた住所に行くと
「陽菜ちゃんはまだ畑にいる」ここで待つようにと
それからすぐ陽菜さんは来たが
俺を見ると無視したかのような態度
「私に構わないで、お弁当は作りません、あなたには婚約した方がいました。立場が違いすぎます」
「俺には婚約した女はいない、するなら冬見さんでないと無駄だ」
涙をためて見ていたな俺を
抱き締めたくなるが今はしない
泣き顔に諦めて欲しいと書いてあった
俺を突き飛ばすように家に入った
「俺は、これからも来る、冬見さんを絶対に連れて帰るから」と玄関に向かって叫んでいた
きっと
いや絶対に