カニ男子
若者たちの衝動
よねきち「わわわ~!た、たすけてー!」
かおる「よねきち!」
まるこ「おい!」
まるこ「きさまどこにいくつもりだ?」
よねきち「ちょ、ちょっとトイレに…」
まるこ「さっきトイレにいったばっかじゃねぇか、ええ!?」
よねきち「ひ~!」
まるこ「海をなめんじゃねぇ!」
ばこっ!
へぶっ!
まるこ「おれのじっちゃんはな~!捕鯨漁師で勇敢に死んでいった海の男なんじゃ~!ここはきさまのような奴がくるとこじゃねんだよ!」
よねきち「あわわ」
まるこ「おれの前から消えろ!」
よねきち「お、おれは弱い自分を変えるためにここに来たんじゃないのか!?」
かおる「よねきち!」
まるこ「おい!」
まるこ「きさまどこにいくつもりだ?」
よねきち「ちょ、ちょっとトイレに…」
まるこ「さっきトイレにいったばっかじゃねぇか、ええ!?」
よねきち「ひ~!」
まるこ「海をなめんじゃねぇ!」
ばこっ!
へぶっ!
まるこ「おれのじっちゃんはな~!捕鯨漁師で勇敢に死んでいった海の男なんじゃ~!ここはきさまのような奴がくるとこじゃねんだよ!」
よねきち「あわわ」
まるこ「おれの前から消えろ!」
よねきち「お、おれは弱い自分を変えるためにここに来たんじゃないのか!?」
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これは妖怪界のお話し
その妖怪界に宇宙から来た謎のさかな「くまのん」
そのくまのんははなちょうちんを作りながら道ばたで寝ている
たまたま通りかかった倉野というビンボー狼男報道マンは寝ているくまのんを無視して通り過ぎていった
明くる日また同じ道ばたを通りかかると同じように寝ているくまのんがいた
しかし特に気にすることなく通り過ぎる
倉野は下町のかえるすくーぷ事務所の報道マンだった
仕事も終わり、帰るときには大雨が降っていた
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を追い払うと寝ているくまのんを拾って
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日本最多完乗記録保持者である典杉鉄男
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銀髪にハートのはいったピンクの瞳が特徴的な丈児
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亭主関白だった父だが、母親が病気で他界した時には大声で一人部屋に籠って泣いていたという
その後は会社から海外に短期出張を命じられ、反対しながらも生活苦のため仕方なくいくことに
そこでケリーという日本に大変興味を持つ青年に出会い、アメリカをとことん毛嫌いしていた五朗の心は次第に変わっていった
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父からは
五朗「なあ丈児、おまえさんは、この国ごとひっくり返そうってつもりかい?」
丈児「さあ、どうでしょうね」
五朗「そうかい、この先どうなるかわからねぇが、やるならとことんやったれ。こまった時にゃあまた戻ってこい」
五朗「そんときゃ~俺がアメリカに招待したるわ!がははは!」
と会話し、その際に、壊してしまったアメリカ製のカバのおもちゃをテープではつけて直した状態で丈児に渡した
かわいらしい顔だちに、あどけない声とは裏腹に、趣味は格闘技と夜遊びという一風変わった少年で、さらに実業家として数多くの高級物件を所有する大富豪でもあった
そして常に彼の隣には最強の執事、藤堂武雄がいた
時には徹底的に人を見下しゴミ扱いし、時には弱き人間を助けるという二面性を兼ね備えていた
その豪快かつ破天荒ぶりに東京ではピンクボーイと呼ばれていた
そんな彼の口癖は「金は力だ」だった
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