意地っ張りの涙(仮)
朝のSHRの開始のチャイムがなったと同時に教室の扉が音を立てて開いた。
「はい、皆おはよう」
挨拶をしながら入ってきたのは担任の河野先生。昨日の挨拶ではまだ教師になって2年目とのこと。眼の保養とまではいかないが、優しそうな先生で安心できた。
「今日は委員を決めるのと早速だが席替えもするからな」
委員を決めるのもイヤだけど席替えかぁ…。里緒菜や凌平と離れちゃうかもしれないのはイヤだなぁ。
顔を向けないように視線だけで夏目を見る。
頬杖をついて河野先生の話を聞いている姿に何を思っているのかわからなかった。
(私のこと面倒だと思ってるんだろうなぁ。もしそうなら席替えすることを喜んでるかも。)
マイナスな方へ勝手に考えて落ち込んでしまう。
自分でも面倒な奴だと思うもの。
「はい、皆おはよう」
挨拶をしながら入ってきたのは担任の河野先生。昨日の挨拶ではまだ教師になって2年目とのこと。眼の保養とまではいかないが、優しそうな先生で安心できた。
「今日は委員を決めるのと早速だが席替えもするからな」
委員を決めるのもイヤだけど席替えかぁ…。里緒菜や凌平と離れちゃうかもしれないのはイヤだなぁ。
顔を向けないように視線だけで夏目を見る。
頬杖をついて河野先生の話を聞いている姿に何を思っているのかわからなかった。
(私のこと面倒だと思ってるんだろうなぁ。もしそうなら席替えすることを喜んでるかも。)
マイナスな方へ勝手に考えて落ち込んでしまう。
自分でも面倒な奴だと思うもの。