意地っ張りの涙(仮)
気まずいなぁ……。何となく腕時計を確認する。あと少しで昼休みも終わりそうだ。
「里緒菜!教室戻ろう?」
私が肩を揺すりながら声を掛けると里緒菜はハッとして
「あっ、茜!?」
「もうお昼休み終わるから教室に戻ろう?」
「うん…!」
嬉しそうに私の手を繋ぐと入り口へ急ぐ。夏目もゆっくりと私たちの方へ歩いてくる。
「結城先生!凌平のことお願いしますね!!」
まだ意識の戻らない凌平は保健室へ置いていくことにして看病を頼んで里緒菜のペースに合わせる。
「後で凌平の様子見に行かないと」
教室へ着いて準備すればすぐに授業が始まった。
「授業始めんぞ~…って高梨が居ないな、どうした?」
「体調が悪くて保健室で寝てます」
夏目が代わりに答える。
「おお、そうか。じゃあ昨日の続きのーーー」
何事も無かったかのように授業が進む。凌平に見せれるようにノートをきちんと取っておかないと。
「里緒菜!教室戻ろう?」
私が肩を揺すりながら声を掛けると里緒菜はハッとして
「あっ、茜!?」
「もうお昼休み終わるから教室に戻ろう?」
「うん…!」
嬉しそうに私の手を繋ぐと入り口へ急ぐ。夏目もゆっくりと私たちの方へ歩いてくる。
「結城先生!凌平のことお願いしますね!!」
まだ意識の戻らない凌平は保健室へ置いていくことにして看病を頼んで里緒菜のペースに合わせる。
「後で凌平の様子見に行かないと」
教室へ着いて準備すればすぐに授業が始まった。
「授業始めんぞ~…って高梨が居ないな、どうした?」
「体調が悪くて保健室で寝てます」
夏目が代わりに答える。
「おお、そうか。じゃあ昨日の続きのーーー」
何事も無かったかのように授業が進む。凌平に見せれるようにノートをきちんと取っておかないと。