意地っ張りの涙(仮)
この顔……忘れてるかも。
「期末テストがヤバイって凌平言ってたでしょ?皆で勉強会しようって話したじゃない、昼休みに!」
「……分かってるよ!冗談だよ、冗談!!」
「……本気だったくせに」
アハハって笑ってるけど忘れてた、この顔は絶対に!
半眼で睨みながら残りのコーヒーを啜る。まったりと飲んでいると足音が聞こえてきた。
ーーードドドッ、ガラッ!
保健室の扉が開くまでがセットだったようだ。
「茜!何で先に行くんだよ!?」
「先に行くって柊言ってたじゃねえか……」
「お前には聞いてないんだよ!」
「「「………………」」」
来たと思ったら本当に些細なことでケンカが始まる。
私も凌平も結城先生ですら言葉にならずカップを持ったまま二人を見つめる。
「期末テストがヤバイって凌平言ってたでしょ?皆で勉強会しようって話したじゃない、昼休みに!」
「……分かってるよ!冗談だよ、冗談!!」
「……本気だったくせに」
アハハって笑ってるけど忘れてた、この顔は絶対に!
半眼で睨みながら残りのコーヒーを啜る。まったりと飲んでいると足音が聞こえてきた。
ーーードドドッ、ガラッ!
保健室の扉が開くまでがセットだったようだ。
「茜!何で先に行くんだよ!?」
「先に行くって柊言ってたじゃねえか……」
「お前には聞いてないんだよ!」
「「「………………」」」
来たと思ったら本当に些細なことでケンカが始まる。
私も凌平も結城先生ですら言葉にならずカップを持ったまま二人を見つめる。