恋トレ~この恋お手柔らかに~
「じゃあさ、ハチはどうなの?そのイケメンくんとは」
「それが・・・・・・凄いなついてたのよ。どっちが飼い主かわかんないぐらいにね」
これも悩みの種だ。
北嶋さんが帰った後、ハチは玄関前でしばらくおすわりをしていた。
ハチにおいでと何度呼んでもハチはしばらく座ったまま
あっちがいいんかい?と肩を落としながらハチの晩ご飯の準備に取りかかった。
すると匂いでご飯だと気づいたのか
ご飯の時だけ寄ってくる。
毎日世話をしてもこの程度なのに北嶋さんは会って数時間でハチを虜にしたみたいで
私はハチの家政婦か?とツッコミを入れたくなった。
「でもさ~、ハチがキューピットになってそのイケメントレーナーと良い感じに
なるかもしれないじゃん」
何だか楽しそうな恵子に私は言い返す気力もなく苦笑いした。
でも、考えてみればあんなイケメンに彼女がいないわけがない。
ハチがなついたのだって、あれが商売なんだもん。
なつかない方が変だよ。
どっちにしろ北嶋さんがドッグトレーナーだろうがそうじゃなかろうが私と恋愛に
発展することは絶対にない。
ああいうかっこいい人は観賞用でいいの。
それに今はそんなことよりハチと楽しく暮らせるようにする方が先決よ。
恋はハチと引き替えに捨てたんだから。
「それが・・・・・・凄いなついてたのよ。どっちが飼い主かわかんないぐらいにね」
これも悩みの種だ。
北嶋さんが帰った後、ハチは玄関前でしばらくおすわりをしていた。
ハチにおいでと何度呼んでもハチはしばらく座ったまま
あっちがいいんかい?と肩を落としながらハチの晩ご飯の準備に取りかかった。
すると匂いでご飯だと気づいたのか
ご飯の時だけ寄ってくる。
毎日世話をしてもこの程度なのに北嶋さんは会って数時間でハチを虜にしたみたいで
私はハチの家政婦か?とツッコミを入れたくなった。
「でもさ~、ハチがキューピットになってそのイケメントレーナーと良い感じに
なるかもしれないじゃん」
何だか楽しそうな恵子に私は言い返す気力もなく苦笑いした。
でも、考えてみればあんなイケメンに彼女がいないわけがない。
ハチがなついたのだって、あれが商売なんだもん。
なつかない方が変だよ。
どっちにしろ北嶋さんがドッグトレーナーだろうがそうじゃなかろうが私と恋愛に
発展することは絶対にない。
ああいうかっこいい人は観賞用でいいの。
それに今はそんなことよりハチと楽しく暮らせるようにする方が先決よ。
恋はハチと引き替えに捨てたんだから。