恋トレ~この恋お手柔らかに~
「え?犬飼ってんの?」
「…うん」
失恋がきっかけで衝動買い。いや、衝動飼いしてしまった私は
恵子に犬を飼っていることを話せなかった。
何考えてんのあんたは?と言いたげな呆れ顔をする恵子。
正直、買った時はルンルンでサークルやえさ入れを選んでるときは楽しくて
しょうがなかった。でも、いざ家に連れ帰って犬がいるという状況を
目の当たりにして夢から覚め、現実に引き戻された様な気持ちになった。
そしてそのことを恵子に話したらどんな返事が返ってくるか
想像がついただけに言えずにいた。
だが、仕事と犬の世話で疲労が相当顔に出ていたのだろう。
心配した恵子に「まだ失恋から立ち直れないの?」と
聞かれ、ハチのことを話した。
「あんた、恋愛対象を人間から犬に変えたの?」
「そ、そんなんじゃないよ」
すぐに否定するが、恵子は首を横に振った。
「…うん」
失恋がきっかけで衝動買い。いや、衝動飼いしてしまった私は
恵子に犬を飼っていることを話せなかった。
何考えてんのあんたは?と言いたげな呆れ顔をする恵子。
正直、買った時はルンルンでサークルやえさ入れを選んでるときは楽しくて
しょうがなかった。でも、いざ家に連れ帰って犬がいるという状況を
目の当たりにして夢から覚め、現実に引き戻された様な気持ちになった。
そしてそのことを恵子に話したらどんな返事が返ってくるか
想像がついただけに言えずにいた。
だが、仕事と犬の世話で疲労が相当顔に出ていたのだろう。
心配した恵子に「まだ失恋から立ち直れないの?」と
聞かれ、ハチのことを話した。
「あんた、恋愛対象を人間から犬に変えたの?」
「そ、そんなんじゃないよ」
すぐに否定するが、恵子は首を横に振った。