うちの社長はバカだ
出張
俺は今、羽田空港にいる
そう、初出張だ
出張先は東京の次に都心と言われている大阪。
飛行機で約1時間過ぎくらい
彼女、五十嵐さんと飛行機に乗り込んだ
普通ならば、美人と一緒に出張できるなんて夢のよう..と思うかもしれないが、俺は内心怖くて仕方なかった
「楓くん、いきなりの出張で戸惑っているかもしれないけど、君は笑っていればいいからね。」
にこりと笑顔で答える彼女。その笑みは「私の楽しみを邪魔するなよ」という意図が込められているように見えた
「はい、わかりました」
俺も負けじと笑顔で返す
お互いが見つめ合いニコニコと笑いあっている。一見他人から見ると仲の良い2人に見えるか、もしくは恋人に見えるかもしれない。
が、決してそんなことはなく
お互いが愛想笑いであり、腹の中では何を考えているのかわからない
「ふふ ニコッ(..腹黒い男)」
「はは ニコッ(..腹黒い女)」
そうして、俺たちは大阪へと旅立った
どうなることやら..