情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《1》私の就職先
日葵side~
「お父様、これはどう言うコトですか?」
私は父の会社を訊ねた。
「就職浪人するかもしれないお前の為に就職先を見つけてやったんだ。何が不満なんだ?日葵」
「それは・・・」
そりゃ、嬉しいわよ。ゼネコンでも最大手の『桐生建設』ですから・・・
でも、彼のコトを思い出すと…何だか複雑なキモチになるけど。
私は金森日葵(カナモリヒマリ22歳
来月大学を卒業する。
友達は皆無事に就職先が決まっていた。私だけが決まらず、このまま就職浪人するはずだった。
「私をお父様の会社に就職させて下さい」
「それはダメだ・・・この会社はもうすぐおしまいなんだ。頼む!!日葵、『桐生建設』に就職してわしたちを救ってくれ」
漠然とした事実に面くらって、一瞬言葉を失った。
「・・・会社がおしまいって・・・どういうコト?」
「社長・・・日葵様、会社の為だと思い…黙って『桐生建設』に就職してください・・・」
秘書の綿貫さんが私と父にコーヒーを運んで来た。
「・・・」
私は父の会社を訊ねた。
「就職浪人するかもしれないお前の為に就職先を見つけてやったんだ。何が不満なんだ?日葵」
「それは・・・」
そりゃ、嬉しいわよ。ゼネコンでも最大手の『桐生建設』ですから・・・
でも、彼のコトを思い出すと…何だか複雑なキモチになるけど。
私は金森日葵(カナモリヒマリ22歳
来月大学を卒業する。
友達は皆無事に就職先が決まっていた。私だけが決まらず、このまま就職浪人するはずだった。
「私をお父様の会社に就職させて下さい」
「それはダメだ・・・この会社はもうすぐおしまいなんだ。頼む!!日葵、『桐生建設』に就職してわしたちを救ってくれ」
漠然とした事実に面くらって、一瞬言葉を失った。
「・・・会社がおしまいって・・・どういうコト?」
「社長・・・日葵様、会社の為だと思い…黙って『桐生建設』に就職してください・・・」
秘書の綿貫さんが私と父にコーヒーを運んで来た。
「・・・」