情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《12》キケンな王子様
日葵side~
真琴兄ちゃんを追い駆けて来る謎のワゴン車と衝突して、私は気を失ってしまった。
目覚めるとぼやけた視界にはいつも幼い頃、私のそばに居た真琴兄ちゃんの優しい顔が入り込んで来た。
「ようやく気が付いたようだね。日葵」
「真琴兄ちゃん…私・・・」
「俺のせいで日葵まで危険な目に遭わせてしまって申し訳ないと思ってる」
真琴兄ちゃんは眉を寄せて自嘲的な言葉を紡ぎ、謝った。
「真琴兄ちゃん・・・蓮さんは?」
「桐生副社長は怪我をして、処置中だ」
「怪我?」
「相手の一人が拳銃を所持していたらしい」
「蓮さん、拳銃で撃たれたの?」
「俺達を逃がすために自ら囮になった。赤の他人の俺にいや彼は日葵を守る為に…自分のカラダを盾にしたんだ」
蓮さんが私を守る為に・・・
「蓮さんの怪我は酷いの?」
「心配するな。肩口を少し掠っただけだ」
蓮さんは神尾さんを伴い、私の元に来た。
目覚めるとぼやけた視界にはいつも幼い頃、私のそばに居た真琴兄ちゃんの優しい顔が入り込んで来た。
「ようやく気が付いたようだね。日葵」
「真琴兄ちゃん…私・・・」
「俺のせいで日葵まで危険な目に遭わせてしまって申し訳ないと思ってる」
真琴兄ちゃんは眉を寄せて自嘲的な言葉を紡ぎ、謝った。
「真琴兄ちゃん・・・蓮さんは?」
「桐生副社長は怪我をして、処置中だ」
「怪我?」
「相手の一人が拳銃を所持していたらしい」
「蓮さん、拳銃で撃たれたの?」
「俺達を逃がすために自ら囮になった。赤の他人の俺にいや彼は日葵を守る為に…自分のカラダを盾にしたんだ」
蓮さんが私を守る為に・・・
「蓮さんの怪我は酷いの?」
「心配するな。肩口を少し掠っただけだ」
蓮さんは神尾さんを伴い、私の元に来た。